自己破産についてのQ&A

注意点について

Qローンが残っている家があります。同時廃止は可能ですか?

A同時廃止ができる場合があります(オーバーローン物件)。

銀行などのローンで購入した、銀行の抵当権つきの家・土地・マンションなどの不動産については、銀行(抵当権者)は、不動産から優先的に配当を受けて、債権(貸金)を回収することができます(別除権)

しかし、不動産の価格が下落しており、競売しても、銀行のローン残債すら、回収が大変困難な場合、裁判所は、「不動産に資産性がない」と認め、他に目ぼしい財産がなければ、そのまま手続きを同時廃止することがあります(オーバーローン物件。「債務整理相談事例」参照)。

ただし、不動産の価格がローン残債よりも少なければよいものではありません。
大阪地方裁判所の基準では、平成20年から、以下のような場合、同時破産廃止決定をする運用がなされると発表しています。

担保不動産の資産性判断に関する基準
基準1 担保設定不動産の被担保債権の残債が、固定資産税評価額の2倍を超える場合
基準2 上記の割合が、1.5倍を超えて2倍までの場合は、被担保債権の残債が※査定書の評価額の1.5倍を超える場合

※査定書・・・不動産業者の査定をうけたもの。基準2の場合、原則として1社でも良いとされていますが、旧基準の運用では、2社の平均をとることが多いようです。

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